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WordPress テーマフレームワーク「Thematic」の使い方。第1回

WordPress の テーマ フレームワーク Thematic の導入方法を数回に分けて説明していきます。

1. テーマフレームワークとは何か。

WordPress には、無料のテーマがたくさんあり、簡単にサイトデザインを変更できるようになっています。 独自デザインのサイトを作りたい時は、1からテーマを作成するか、既存のテーマを改造していく必要があります。
ただ、1からテーマを作るのは面倒です。
また、既存のテーマの改造では、思うように変更できなかったり、テンプレートを改造するので、テーマをアップデートするたびに書き直す必要があります。
テーマフレームワークを使用すれば、1からテーマを作るより簡単に、かつ、テンプレートをいじらず functions.php を作成して独自のデザインを実現することができます。

詳しくは Odyssey Hanover さんのスライドがわかりやすいです。

2. Thematic のインストール。

テーマのインストールは、管理画面からインストールする方法と、ダウンロードしたファイルを直接コピー(アップロード)する方法があります。

a. 管理画面からインストール

  1. 管理画面メニューの「外観 > テーマ」から「テーマの管理」に入り、「テーマのインストール」のタブをクリック。
  2. 検索ボックスに thematic と入力して、検索ボタンをクリック。
  3. Thematicのサムネイルの下の「今すぐインストール」をクリックすればインストールされます。

b. ファイルをダウンロードしてインストール

  1. WordPress › Thematic « Free WordPress Themes からファイルをダウンロード。
  2. zipファイルを解凍。
  3. thematicフォルダをフォルダごと、wp-contents/themes フォルダにコピー(アップロード)します。

3. 日本語リソースの導入

Ver.1.0.4から日本語に対応しています。
なので、この作業は必要ないです。ただ、下記ファイルと日本語翻訳が若干違うので、この記事での表記と若干異なることがあります。

  1. Thematic には、日本語のファイルが含まれてないので、GlotPress からダウンロードして、テーマのlanguegesフォルダにコピー(アップロード)する必要があります。
  2. >Translations < Japanese < Thematic 1.0.3.x < GlotPress に行きます。
  3. ページ下の「as」で「mo」を選択して、左下の「Export」をクリックすれば、thematic-framework-thematic-103-ja.mo をダウンロード出来ます。
  4. ダウンロードしたファイル名を、ja.mo に変更します。
  5. ja.mo を thematic/library/languages フォルダにコピー(アップロード)。

4. 親テーマの有効化。(テーマが正常にインストールされたかの確認のため)

  1. 管理画面メニューの「外観 > テーマ」から「テーマの管理」に入り、Thematic のサムネイルの下の「有効化」をクリック。
    テーマの管理1
  2. サイトを表示して、正常にインストールされていることを確認。
    Thematic_初期画面

5. 子テーマの作成

WrodPress 子テーマ の作り方 でも書いているように、子テーマを使用すると、テーマをアップデートしても問題になりにくいです。

  1. wp-content/themes/thematic/thematicsamplechildtheme フォルダを、wp-content/themes フォルダにコピーします。
  2. コピーした thematicsamplechildtheme フォルダの名前を、あとから見てもわかりやすいように、新しいテーマ名に変更します。ここでは子テーマ名を My Blog にしますので、フォルダ名も my-blog になります。
  3. wp-content/themes/my-blog/style.css を開き、下記のように変更します。
    Theme Name、Auther、Auther URL を変更するのですが、変更の詳細は、WrodPress 子テーマ の作り方 を御覧ください。

6. 子テーマの有効化、確認。

  1. 管理画面メニューの「外観 > テーマ」から「テーマの管理」に入り、My Blog の「有効化」をクリック。(サムネイルは灰色)
    テーマの管理2
  2. サイトを表示して確認。(親テーマの時と同じ画面になります。)

今日はここまで。
次回はいつになるか保証出来ませんが、どのようにして子テーマを作成していくか、サンプルのデザインを使用して説明していこうと思います。

※ いきなり公開サーバーでせずに、ローカル環境でテストしてからのほうが良いです。

ローカル環境の構築の仕方で参考になりそうなサイトを紹介すると、

Webクリエイターボックス さんでは、簡潔に説明されています。
WordPressをローカルにインストールする | Webクリエイターボックス

Basic Design さんでは、XAMPP、WordPress のインストール方法が詳しく書かれています。
ローカルサーバーをXAMPPで構築してWordPressをインストールする方法 | Basic Design

WP-D さんでは、XAMPPでのローカルサーバー構築以外の方法も説明されています。
あなたとWordPressにぴったりなローカルサーバー環境を探そう | WP-D